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「場」が人を成長させると信じたい

1983年8月 東京 大井埠頭海浜公園陸上競技場で行われた 陸上競技 東京都国体代表選考会、少年A 男子400メートル 決勝。 ※少年A:高校2・3年生

 

当時 高校2年生の私は他の高校3年生7人に競り勝って自己ベスト記録で1位でゴールに飛び込みました。
当日の優勝候補 本命は、先だって行われたインターハイに出場した関東高校のMさん。私が憧れていた人でした。憧れの人に競り勝って同タイムながら写真判定で私の優勝となりました。
この選考会で優勝することが、東京都代表として国体に出場するための最低条件ですので、まずはクリアしたわけですが、後日選考の結果、結局この年の国体の少年A 男子400メートルの東京都代表は該当者なし(つまり、この種目の代表は派遣しない。他の勝てる可能性のある競技に枠を回すらしい)ということになりました・・・。

 

大会当日は、名だたる東京のトップの3年生に勝って自己ベストで優勝したことで十分と思っていましたが、後になってこの選考結果を聞き、やはり残念な気持ちになりました。
選考の基準は、国体選考会での優勝や記録に加えて、それまでの競技実績が重視され、国体で戦える競技力があるかどうか等を総合的に考慮されることであったと聞きました。
私は、1年生の秋の都大会で決勝に進み7位になりましたが、2年生の春の都大会では決勝に進めなかったこともあり、確かに実績や記録という点で十分ではありませんでした。
でもまさに伸び盛り・・・を自分自身でも実感する状況で
「国体という大舞台で走ることができれば、まだまだ記録も伸ばせるだろうし、それまでの実績がなかったとしても、これからの可能性を見てほしかったな~」「やれる自信もあったのに・・・」、「選んでほしかったな~」当時の私はそんな風に思ったものでした (^^;)。

 

翻って、先週行われた、東京マラソン。
この大会は、今年行われるリオデジャネイロオリンピックの代表選考会を兼ねていましたね。マラソン代表の定員は3人で、代表選考の基準は、対象となる大会の中で、日本人3位以内に入り派遣設定記録を超えることです。派遣基準記録を切って日本人3位以内であれば事実上当確ラインとなります。でも、設定記録(2時間6分30秒)はかなりの高水準ですので、これを破るのは難しい。となると、事実上、各大会の日本人3位以内の中で、本大会で勝てる可能性が高い選手が選出されるということになります。
この「勝てる可能性が高い選手」という基準がいつももめるポイントとなるのです。
今回もまだ最後の選考会である「びわ湖毎日マラソン」が終わってからの総合評価になりますが。

 

東京マラソンでは、大学生たちの飛躍が光りました。特に今年の青山学院大学の箱根駅伝メンバーでもあった2人(下田さん(2年生)と一色さん(3年生))は、記録こそ2時間11分台でしたが、学生マラソン記録を更新し、初マラソンで素晴らしい走りを見せました。
青山学院大学の長距離チームの原監督は、「今後東京オリンピックにもつながる良い経験にもなるし、伸び盛りでまだまだ速くなる、リオでの活躍も期待できるので、下田選手を代表に!」といった感じのコメントをしていました。対する陸連は、「代表選考はあくまで今回の本大会で勝てる可能性がある人」「対象者がいなければ3人出す必要はない」と言い切っていましたので、下田さんが選出される可能性は低いのかもしれません。

 

本大会での勝てる可能性を考慮し検証することは難しい、ですよね。
でも、個人的には、青学の下田さんや一色さんたちが出場したら、なんか面白いことになるかも、と思うのです。
勢いのある伸び盛りの学生が、チャレンジして、オリンピックという大舞台で面白いレースが展開されたりして・・・と思ったりもします。

 

国体が都道府県対抗で各都道府県の勝負の場であるように、オリンピックは人材育成の場でないことは 勿論わかっていますし、メダル争いに象徴されるようにある意味 国の威信をかけた勝負の場であるいうこともわかります。
でも、「場」が人を育て、「場」で人は成長し、「場」の中で人はチャレンジし、結果として思いもよらなかった成果をもぎ取ることだってある、と思いますので、ついつい個人的には上記のような期待をしてしまうのです。
高校時代の私の話とは状況も次元も違うと思いながらも・・・笑

 

今回のこのマラソン代表選考の行方を興味を持って見守りたい、です(^^)